NFTのガス代(手数料)を知りたい人:「OpenSeaでNFTを売買したいけど、ガス代という手数料がいつどんな時にかかるのか知りたい。高いと聞いたんだけど、安くする裏ワザはないのかな?」
こういった疑問を解決します。
本記事を書いているボクも、OpenSeaの登録さえすれば無料でNFTの売買ができると思っていたんですよね。
で、いざ取引をした時のガス代の高さに震えました。
それからというもの、NFT作品自体の価格は安くても「手数料が高すぎてポチれない」なんてことも。
とはいえ、先にOpenSea(オープンシー)でのガス代(手数料)の仕組みをしっかり理解しておけば、上記の心配は無用です。
「気付かぬうちに多額のガス代を払っていた!」ということも起きないので「これからNFT売買を安心して始めたいよ!」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。
まだの方は国内の取引所で購入できますので、コインチェックなどの国内取引所に登録して、先に1万円分ほど購入しておきましょう。
※口座開設はサクッとできますが、一つだけ注意点です。
×販売所で仮想通貨を購入
〇取引所で仮想通貨を購入
≫失敗しない!NFT用の仮想通貨購入にコインチェックがオススメな理由
OpenSeaのNFT売買でガス代がかかる取引まとめ
Opensea(オープンシー)の取引でガス代(手数料)がかかる取引をまとめました。
Openseaの登録がまだの方はこちらからどうぞ。
≫【超初心者向け】OpenSeaの始め方と設定手順を画像8枚で解説
出品者(売る側)にガス代がかかる取引
・イーサリアム作品を初めて出品する時
・イーサリアム作品のIPFS(フリーズメタデータ)を設定する時
・イーサリアム作品へのオファーを受ける時
・イーサリアム作品をエアドロップする時
・イーサリアム作品の販売設定をキャンセルする時
・イーサリアム作品の価格を下げた時
・イーサリアム作品を削除する時
上記の通り。
なお出品時にかかるガス代は最初の一回のみです。
購入者(買う側)にガス代がかかる取引
・オファーや入札時にETH→WETHへ変換する時
・オファーや入札時にETH→Polygonへ変換する時
・イーサリアム作品へのオファーをキャンセルする時
・イーサリアム作品へのオークションオファーをキャンセルする時
・固定価格のイーサリアム作品を購入する時
上記の通り。
購入する時にはイーサで直接購入できるわけではなく、購入できる通貨に変換する必要があります。
ETH→WETH(イーサからダブルイーサ)
ETH→Polygon(イーサからポリゴン)
上記の変換については、ほぼ無料にする裏ワザがあり、この分は後述しますね。
ガス代がかからない取引
Openseaの取引でガス代(手数料)がかからない取引は以下の通り。
出品者(売る側)にガス代がかからない取引
・Polygon作品を初めて出品(listing)する時
・価格設定しているイーサリアム作品の価格を下げる時
・Polygon作品をエアドロップ(Transfer)する時
・Polygon作品のIPFS(Freeze metadata)を設定する時
購入者(買う側)にガス代がかからない取引
・オファーで作品を購入する時
取引にガス代がかかる仕組み
ガス代を安くする方法を知るには、まずは「ガス代とは何ぞや?」の部分を理解をしておきたいので解説していきますね。
ガス代は以下の計算式で決まります。
ガス代=その時のガス料金(Guei)×処理に必要なガス量(GasUsage)
ガス料金=マイカーでのドライブにかかるガソリン代
ガス量=燃費または移動距離
つまりイーサリアム道路は利用者が多くて混んでいるんですよね。
ガス代は変動している
ガス代はその時の市場の取引量によって価格が常に変動していて、初回の出品手数料は15,000円~40,000円という感じです。
つまり、安い時にガス代を支払うことが現時点でのガス代を安く抑える方法です。
結局はタイミングの問題なので、相場観で判断していくしかないですね。
初回は2万円以下ならGO!
2021年12月時点で、ボクが初回出品時にかかったガス代はなんと18,000円ほど。
普通に高すぎですね。
とはいえ、ボクの相場観ではガス代が2万円以下であれば、十分安いと判断しています。
ガス代は取引自体にかかります
よくある勘違いですが、以下の対策は無意味です。
・ファイルデータが小さければ安くなるのでは?
・出品数を減らせば安くなるのでは?
・設定で「GAS PRICE」とか「GAS LIMIT」を下げれば安くなるのでは?
なぜなら、ガス代は取引1回に対してかかるコストだからです。
スマホのギガをイメージすると勘違いしやすいポイントですが、ガス代の場合はデーターを減らしても安くなりません。
ETH→WETHへの変換をほぼ無料にする裏ワザ
ちょっと上級者向けかもですが、手順通りに進めると、変換手数料をほぼ無料にできます。
①取引所でリップル(XRP)を購入する
②リップルをバイナンスに送金する
③バイナンスでMATICを購入する
④Ape SwapでMATICをWETHに交換する
上記の通り。
このあたりはDefiと言われる領域になります。
少し複雑に思うかもですが、やってみると簡単にできます。
仮想通貨の取引に慣れてきたら挑戦してみて下さい。
「【初心者向け】DeFiを理解して稼ぐまでの完全講義│リスクも解説」の記事ので解説した取引所「パンケーキスワップ」を「Ape Swap」に横展開するだけで手順は一緒です。
出品者はガス代無料のポリゴンがおすすめなの?
結論はPolygon一択ではない、ですね。
というのも、まだまだ売買のボリュームでイーサリアムが有利だからです。
ガス代が高騰してもイーサリアムが有利な理由は以下の3つです。
・市場規模がイーサリアムの方が圧倒的に大きい
・取引量のランキング上位もイーサリアム出品が独占
・2次転売のことを考える購入者もイーサリアムチェーンを望んでいる
以下のツイートの通りですね。
この作品いいな~、お値段もよき~、と思ってもポリゴンだとどうしても見送ってしまいがち。
長くコレクション運営しようと思っている人は、イーサリアムの方が良い気がするよ。イーサリアムの方が市場規模大きくて流動性あると思うから。二次、三次流通以降を考えるならイーサリアムが良いなと思う。
— るいこ|ruiko.eth (@RuikoMonda) October 25, 2021
なので、結論は以下の考え方で選べばOKかなと。
「最初から本気でいくぜ!」→イーサリアム
「最初は無料で試したいな」→ポリゴンorそれ以外の取引所
取引所はOpensea一択ではない
NFTを売買できるマーケットプレイスはOpenSeaだけではないですよ。
手数料が高いからイーサはイヤという理由であれば、他にも無料でもっと使いやすい取引所があります。
「【最新】NFTが売買できるマーケットプレイス9選│特徴と比較まとめ」の記事で、Opensea以外のマーケットプレイスを9つ紹介していますので参考にどうぞ。
さらに国内でも新しいマーケットプレイスが開かれます。
・2022年3月には楽天のNFTマーケットプレイスが開始
・近年中にはLINEでもNFTの売買ができるようになります
上記のとおりなので、期待して待つのもありです。
まとめ
以上が、OpenSeaでガス代がかかる取引一覧となります。
全て網羅できているかは分かりませんが、少しは不安が解消されたと思います。
NFTがある生活は、まるで子供のときの切手収集のような楽しさがあります。
・新しいNFTを見つけて仲間と共有する
・お気に入りのNFTを見せて自慢する
・人のコレクションを見せてもらって楽しい
こんな感じです。
ボクもは最初は超不安ながらもググりつつ、手を動かしてきたので、皆さんも手を動かしつつNFTの楽しさを体験してみてください。
最初はわからないことも多いですが少しづつ慣れます。
NFTの始め方は以下の記事にまとめましたので、参考にどうそ。
≫【超初心者向け】OpenSeaの始め方と設定手順を画像8枚で解説
≫簡単すぎ!初心者向けNFTアートの始め方・購入方法を5手順で解説
では、今回は以上です。